まるしか Photo & Art Blog

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NOKTON classic 35mm F1.4 SC VMレビュー【派手なゴーストが撮れるクラシック風レンズ】

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こんにちは、まるしかです。

 

オールドレンズの作例に盛大に虹の輪っかが写った写真を見て、こういうの撮りたいって思いました!

 

ゴーストっていうんです。逆光で写真を撮った時に、レンズコーティングの効果が弱かったり、そもそもコーティングがない場合に派手に写るらしい。

 

そんな理由でオールドレンズを探してたら、

新品でもクラシックな味わいレンズコーティングの効果をあえて抑えているレンズを見つけました。

 

それが、NOKTON classic 35mm F1.4 SC(シングルコート)です!

※MC(マルチコート)版とSC版の2種類があるのですが、調べた限り違いはビミョーとのこと。せっかくなのでコーティングが弱そうなSC版にしました。発色重視ならMC版で。

 

※私の使っているα7Ⅱ用にFEマウント対応のnoktonが売っているのですが、価格が2万円ほど高いので却下。マウントアダプターをつければα7シリーズに付けられます。

周辺画質・減光補正があるのと、EXIF情報が写真についてくるのがFEマウント版です。

わたしは値段をとりました。

それに・・・

ライカMマウント対応のVM版の方が見た目がかっこいいのです☺️

 

VoightLander NOKTON Classic 35mm F1.4 E-mount 233065

VoightLander NOKTON Classic 35mm F1.4 E-mount 233065

  • 発売日: 2018/02/15
  • メディア: Camera
 

↑外見の違い、どうですか。

それではNOKTON classic 35mm F1.4 SC VMのレビューを行います。

 

【補足】現在後継の

NOKTON classic 35mm F1.4 SC VM

が出ています。主な改良点は、

ライブビューでのピント精度を向上
絞り開放でピントを合わせてから絞り込んで撮影する場合に球面収差によるピントの位置が移動してしまう現象問題に対し、その原因となる絞り値の変化による像面移動を低減しています。

出典:http://www.cosina.co.jp/seihin/voigtlander/vm-mount/vm-35mm1_4/index.html

これです。ないよりあった方がいいという程度ですが、今回紹介するⅠ型はディスコンです。

新品を買うならⅡ型ですね。

 

 

外観

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紫とか緑や黄色のコーティングは見たことがあるのですが、真っ赤というのは初めてです。

逆光性能が楽しみ!

 

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次に驚くべきは小ささでしょう。

α7Ⅱにつけてると、これがフルサイズカメラ!?と二度見しちゃうくらい小さい。

レンズ単体では200gしかないとのこと。これでF1.4というのも信じられません。

 

最短撮影距離は70cmなので、寄れなさすぎというのが最大の欠点ですかね。

 

それでも35mmという焦点距離も相まって、最強のスナップ用レンズと言えるでしょう。

マニュアルフォーカスのみとなりますが、αシリーズならピント拡大で楽です。

 

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NOKTONは長野県にあるレンズメーカー『コシナ』より発売されています。

ドイツのライカ用のレンズを日本のメーカーが作ってるなんてちょっと驚きですよね。

そのためちゃんと made in Japan の文字が刻み込まれてます。

 

ライカと言えば超高級カメラの代名詞。

レンズもボディと同じかそれ以上に高い。

コシナはそんなライカ用のレンズをかなり価格抑えめで出しています。

 

価格の割に描写は素晴らしいというのが定評になってるコシナのレンズで、最高のボケ味が楽しめるNOKTONシリーズ、その中も描写のクラシック度が高いNOKTON classic 35mm F1.4 SCの実力はいかに?

 

作例

虹の輪っか祭り

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期待した通りの写真が撮れました!!

盛大に虹の輪っかが何個も出てます。

 

もちろん強い光を画面内に入れなければ、普通に解像度の高い写真も撮れます。

 

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F2.8

ちょっと絞るとキリッとなるけど、柔らかさを残す描写です。

 

クラシックレンズの味わいを最新の光学技術で磨き上げ、現代に蘇らせた大口径&コンパクトな広角レンズ。絞り開放ではなだらかで美しいボケ味、絞り込めば鋭い切れ込みを見せる描写力が写真表現の幅を広げます。

出典:http://www.cosina.co.jp/seihin/voigtlander/vm-mount/vm-35mm1_4/index.html

 

この説明通り、絞りでかなり描写が変化するので、撮っててすんごく楽しいレンズです。

 

開放の周辺減光がたまらない

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F1.4だと周辺減光がきつめに出ます。

作品づくりにはたまらない要素。

 

色味はかなり薄くなるときも。特に褐色

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これ、バラの花はちょっと彩度上げてますが、葉っぱの色はこんなです。

 

あと特に茶色い被写体で、

 

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うすくて、いい・・・という場面があります。

フレアがかると色が薄くなるのかな。とても好きな描写です。

 

ボケはぐるぐるボケになるときも

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小径レンズにありがち。背景が葉っぱとかでぐるぐるボケがでます。

 

とにかく軽いF1.4なので外も室内も普通にスナップで活躍します

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MFレンズをAF化するLM-EA7で最強になる

詳細はこちらの記事で説明してます。 

www.maru-shikaku.net

AFできるし、最短撮影距離が半分になるしで、最高にして最強のスナップシューターになる! 

 

最後に

↑今買うなら後継のⅡ型ですね。

 

↑ミラーレス一眼に取り付けるならこれが最安

 

結構歪みがすごかったりしますが、Lightroomのレンズ補正で整います。

それよりも虹の輪っか、周辺減光、薄い色という特徴で買いなレンズかと。

それでは!